| ジェスチャー・コマンドの分類 | [ペン入力デバイス] |
TabletPCのようなペン入力デバイスを使っていて、まずもどかしく思うのは、「Ctrl+S」のようなキーボード・ショートカットが使えないことでしょう。あとは、グラフィック・ツールで多様されるShift、Ctrlnなどのモディファイヤ・キーの問題がありますが、そちらの話は別の機会に譲るとしましょう。
現在、ペン・ベースのシステムにおいて、キーボード・ショートカットに相当するソリューションとしては、ジェスチャー・コマンドがあります。ペンの軌跡で規定のシンボルを描くことで、機能を呼び出す仕組みです。AppleのNewtonOSで使われていた、「消したい文字や図の上でグヂャグヂャっと波線を描く(スクラブ)と消去」なんてのは有名な例ですね。
ここでは、今後の参考のために、ジェスチャー・コマンドをカテゴリ分けを試みてみたいと思います。
■パラメーター非包含タイプ
常に同一形状のジェスチャーを、位置、サイズを問わず(あるいは常に固定位置に)入力するタイプです。ある決まった機能をパラメーター無しで単に呼び出すのに使われます。何かの文字や記号を模したシンボリックなものが多く、後述の2タイプよりも複雑な形状のものも多い気がします。Operaのマウス・ジェスチャーや、シンボル・コマンダーで定義できるジェスチャーなどはここに分類されるでしょう。
■位置パラメーター使用タイプ
上記のスクラブの例のように、ジェスチャーを描く位置に意味があるタイプです。主に何か目的のオブジェクトを指定するのに使われています。Windows Journalなどの「丸で囲む」もこれに分類できるでしょう。タップもジェスチャーの一種だと考えるならここですかね。
■形態パラメーター使用タイプ
ジェスチャー自体の形状変化や継続時間に意味があるタイプです。拡大・縮小動作やスクロールなどの量的なパラメータをシンボルの長さなどで表現する分けです。SONYのカーナビ「XYZ」シリーズは、クルっと丸を描くと地図の拡大や縮小なんだそうですが、これがもしクルクル回しただけ縮尺が変化し続ける仕様だとしたらここに分類されますね(実機未確認)。
さしあたって上記3分類を考えてみました。他にもあるかも知れません。きっとどこぞにはもっと一般的な分類や呼称があるでしょうね。ご存じの方がいらしたら是非お知らせ下さいませ。
とりあえず気付くのは、三者が排他になっている点ですね。技術的には難しいのかも知れませんが、これらのタイプのハイブリッド型のジェスチャーを考えてみるのも面白いかも知れません。

たとえばグルーピングのジェスチャーとしてこんなのとか?(位置指定しつつ、シンボルにもなっている)