障害と必要レベル

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今週は、なんと千葉県船橋まで出張ユーザビリティテストをしにいってました。
ワークアイ船橋という、視覚障害者のみなさんが集まって情報収集をしたり、お仕事をしたり、PCに関する勉強をしたりするところへ行って、あるものの使いやすさを調査してきたのです。

視覚に障害を持つ人(いろんなレベル)と直接長く話をするのは、実は初めてで、モノの使い方だけではなく、考え方などいろんなことがとても刺激的でした。

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テストでは、モニタさんの障害がはっきりしているので、「これさえできれば結構便利」っていう機能がちゃんとあって、知りたいことは意外と早く見えてきた。
でも、テストを終えてみて、なんだかちょっと府に落ちない点がある。

視覚障害者が本当に苦労しているのは、実はもう少し深いところで、「自分の言動に対するみんなの反応がわからないこと」だったり、「感情表現していることが伝わっているかどうかわからないこと」だったりする。それは、「これさえできれば結構便利」っていうレベルより、はるかに高い、難しい要求だと思う。
そして、こういうデリケートなニーズは、ユーザビリティテストでは、調べるべきことに当てはまらないことが多いから、結局後回しになる。

でも、実はその人にとっても「不便のないレベル」がもしかしたらものすごく高くって、「できないことができる」くらいじゃなく「見えている人と同じようにできる」くらいだとすると、必要なニーズを抽出できていないことになる。

私は目が見えているから、目が見えていない人が思う「不便のないレベル」というものがわからない。そして、それをテストしたり、観察したりすることって、本当に知ることができるのかな~って、ちょっと疑問に思う。

例えば、毎朝洋服を着る時、私は無意識に選んでいるけれど、
目の見えない人はどうだろうか?
とてもキレイな洋服を着ている人がいるけれど、
人に選んでもらったのか?
流行とかはどうやって知るのか?
コーディネートは、どんなイメージでしているのか?
そもそも先天的に色が見えない人は、色の概念はどうなっているのか?
そんなことを考えていると、

ただ、洋服を選ぶという行為に関しても、
私が意識していないたくさんのことが、無意識に行われていて、
それが「不便のないレベル」になっているのだと思う。

「ここまでは必要です。」ってたやすく言えたもんじゃない。
そんなことを悶々と考えた一週間でした。

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2 Comments

ふぬー考えさせられます。

心を理解するってむずかしいね。
まるで人付き合いだね。

ふぬー。
一つ一つやっていくしかないのだけどね。

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