
今日は障害者向けツールのレポ。
私の父親が使っているPCアシストツール「伝の心」をご紹介します。
基本的には、キーボードを使わず決定操作だけで文字入力や簡単なマウス操作が行える、といったユーティリティソフトです。
発話が困難で、上肢も不自由なオトンは、これで皆に言いたいことが言えるようになりました!
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先週の土曜、その“伝の心”が自宅へやってくる!ということで、導入サポートに行って来ました。
ノートPC、小型プリンターなど最新機器に加え、見たこともない入力デバイスたち。
普通の人にはなかなかお目にかかれない代物。
■できること
「伝の心」でサポートしているのは、専用ユーティリティソフトと、ウィンドウズ操作(マウス操作のサポート)、外部機器のリモコン操作です。
PC起動時に専用ユーティリティが立ち上がり、以下の画面から操作を行います。
すべて、音声読み上げ付きです。

特に、普段の生活に必要な意思伝達を行うためのメニューです。
・日常会話文・・・・よくつかう文のショートカット。「呼出音」とか「ベッドの昇降依頼」とか。
・会話・・・・・・・・・・ひらがな文字の入力。
・文書・・・・・・・・・・文字の入力と変換。ここからプリントアウトなどもできる。
・機器操作・・・・・・外部機器リモコン操作。
・設定
・呼出し・・・・・・ウィンドウズ操作、専用メーラー、専用ブラウザへの切り替え。
・終了
発話や筆談が困難な人の意志は、いつも一緒にいる人や慣れている人には伝わりますが、
そうでない人には、なかなか伝わりません。
このツールをつかって、意志が正確に伝えることができるだけで、いままで我慢していたことを我慢しなくてもよくなるわけです。
■文字入力方法(メーカーの詳細説明)
最大の特徴は文字入力。
コンセプトは、「時間をかけて正確な入力」ってところでしょうか。
決定コマンドしか使わないので、とにかく時間がかかります。
自動的にカーソルが動いていく画面で、お目当ての文字が読み上げられるまでひたすら待ち、
決定していく操作です。
以下、左端のような画面で「行」を選択し、その後、中央の画面のように「文字」を選択します。
これは、大変。
多分、オトンも大分イライラしていると思います。
でも、文字盤をつかった文字選択よりは、ぜんぜん確実。
かつ、一人でできる。
ちなみに、カーソルが行き過ぎてしまった場合は、
右端の写真のような「逆向き矢印」で移動方向を変えることも可能です。
■入力装置
すごいのは、ユーザ一人一人に合わせた入力デバイス。
障害のレベル、制御可能な部位などいろんな条件にぴったりあう装置を手作りでつくってくれます。
長野県では。担当の松村さんという方が一人で作ってくださっているようです。
本当に頭がさがります。
◇プッシュ型

左から、指にはめるSW。ナースコールのようなプッシュSW。グリップSW。
プッシュ型は、比較的手が動く人向け。
オトンは、まだ手が使えるので、一番左のものを採用!
◇レバー型

レバーは、操作部を傾けることで決定操作をするもの。握力の少ない人でも操作できます。
左は、寝たまま操作しやすい肘掛タイプ。右は、手に取り付けるタイプ。
◇圧力型
左は、間接にとりけ、曲げることで圧力の信号を送るタイプ。右は、クッション式。
どれも圧力を感知して信号に変換する機器が必要。
このタイプは、体中のどの部分でも装着可能なので、制御しやすい箇所を使うことができます。
◇その他

これは、マイク。音声認識ではないと思います。・・・よくわかりません。
あとは、こめかみの横に装着して瞬きで操作するものなどもありました。
今は、脳で考えてコンピュータを制御できる時代ですからね。
こんな感じで、障害をもっているオトンにも
再びPCチャレンジの機会が与えられました。
もともとは、バリバリの設計やさんだったオトン、不満やニーズがたくさん出てくるはずです。
ユーザ側からしかわからない意見や要望など、このブログでアップしていきます。
開発者の皆さん、よろしくお願いします!
※「伝の心」は、(株)日立製作所が企画し、
(株)日立ケーイーシステムズが製造している意志伝達装置です。
昨日、実家に行って来たんだけど、最初に言いたかったことを帰るときにやっと一日かかって伝えられていました。
スイッチが小さすぎるのではないかと思います。
親指を乗せていると、知らないうちに押してしまい、スイッチから少し指を離しているんだけど、そうすると指を動かすのに少し時間がかかって、ワンテンポ遅くなってしまいます。
伝の心があるといい事もあるけど、集中しすぎて熱が出るので、おかんの機嫌も悪くなります。
ま~そこらへんは夫婦の問題と介護者の問題だから、あまりいえないけど、とにかく前よりはスムーズにいってるみたい。
早くメールの設定してほしいみたいなのでよろしくお願いしますね。